ピンチはチャンス! レジリエンス(立ち直る力)
家族の体調不良は自分を見つめるチャンス
私たちは、自分自身の事だけでなく、パートナーや子供、親、自分以外の周りの
健康状態や環境に左右されながら生活されている方が多いのではないでしょうか。
感染症が流行し世の中がパニックになった時
様々な情報に振り回されながらも
自分と家族の健康について考える機会を余儀なくされましたね!
皆さんはどう情報を取り、どう行動しましたか?
少し思い出してみてください!
自分の知らない領域の事は専門の方に相談したり
ご自身で調べたりそれぞれ情報の取り方は様々だと思います。
私たち親は、子供の体調不良と向き合うことが多々あると思います。
私も子育て中は病院通いがとても多かったです。
そんな時でも子供の体調の事と同時に仕事のこともよぎるんですよね(笑)
我が家の子供は幼い頃から持病があり定期的な通院をしてきました。
また私自身も小児科の外来でお仕事をしていて多くの親子を見てきました。
そのような経験から
「母親の心次第で
子供の回復力が違うのではないか?」
そう感じるようになりました。
子供の体調不良は何かのサインともいえます
子供の体調に親は動揺しますが
子供は敏感にその動揺を感じ取ります
実際に私が豆腐メンタルだった子育て初心者の頃は
子供の少しの変化で不安になり過保護になったり
子供の回復力を信じてあげれなかったり
治らない状況にストレスを感じイライラしたり
私は子供の体調不良でも子供と一緒にいる時間が長くなると
自分の中で仕事がしたい!そういう想いが強くなるんですね
長期的に職場に迷惑をかけたくないのと同時に
子供から離れたくなるんです。
それは私の中で
子供の事で自分が不安になるのが嫌で
忘れるために仕事に行っていたような気もします。
きっともう少し心に余裕があり寄り添ってあげれていたら
子供の回復も早かったのかもしれません。
今思えば回復を焦るより子供の力を信じてあげれていなかったなあ~
そう思っています。
そんな私がどうやって子供と向き合い
子供のレジリエンスを高める子育てをして来たか少しお話ししようかと思います。
子供にとって母親の笑顔が一番
私は17歳男子、14歳女子の母親ですが
子供たちは実はこれまでに全身麻酔下での手術を二人合わせて5回
入院を7回経験しています。
なかなかの回数だと思いませんか(笑)
しかし私はこの手術も入院も今後子供たちが大人になっていくうえで必要な手術と捉え
必要な情報を集め最善な方法で迎える努力をしてきました
私たち親が正しい知識を取り納得した状態で臨む手術は
手術室へと向かう子供にとって「大丈夫」という確信となり
子供は自分の力を信じ私たち親も子供たちの力を信じて送り出し
そして担当医との信頼関係がすべてをうまくいくに持っていけるそう信じているのです
病気の子供は私たち親以上に不安になる子供もいます
そんな時に母親や父親の不安な気持ちは子供に伝わり
不安や申し訳なさなどへと変わっていく可能性もあります
今笑顔になれない、不安感があるのは
きっと病気や手術に対する知識がないだけかもしれません
自ら情報をとり理解できない点はしっかり担当医からの説明を
納得いくまで聞いてみてください。
必要に応じてはセカンドオピニオンが必要な方もいらっしゃるかもしれません
レジリエンス(立ち直る力)こそ最強の武器
私たち親が子供の代わりをすることで出来ません
しかし私たち親の関わり方で子供は変わって来ます
特に敏感な子供には「レジリエンス(立ち直る力)」がつくような関わり方が
大切と私は思っています。
その為に私がやってきたことは
①親子間の温もりのある信頼関係
優しさと厳しさを両立する
子供のすべてを受け入れる
親も完璧でない事を見せる
②ネガティブな感情もOKと思える関わり方
全ての感情に悪いものはないネガティブがあるからポジティブになれる
今自分に出来ることは何か一緒に考える時間を作る
不安や恐れのある時は考えるより行動することでワクワクの感情へと変換する
③「自分ならできる」と思える関わり方
小さな出来たを積み重ねる(目標を細分化してあげる)
結果より過程を評価してあげる
④他者と共生するためのコミュニケーション力
子供の「好き」を大切にする
自分一人で抱えず周りに頼るを教える
自分の考え周りの考えから第3の考えを導き出す力を育む
⑤「自分は成長する」と決める
子供の背中を押しながら抱きしめてあげる
失敗はチャレンジした証拠、成功のために失敗がある
子供のチャレンジを共に喜ぶ
⑥楽しむ力
子供の「やりたい」を大切にする
遊びから日常的な縛りから解放される時間を作る
日常にユーモアや笑いを入れる
このように家族に何かが起こった時は
私たち親が成長するチャンスをいただけているのです!
ぜひ現在辛い思いをされている方は
捉え方を変えて考えるより行動してみてください
きっと何かが動き始めると思います