病気を持つ子供を育てる母親の不安
突然育児が不安に変わる
妊娠4カ月から切迫早産で寝たりだった私は
37週に入り張り止めの薬(ウテメリン)を止めて2日で息子が産まれてきた。
初産にもかかわらず病院到着後4時間で産まれるというスピード出産!
誰も間に合わず一人で息子を出産しました。
1カ月検診では3カ月検診並みの大きさでよく飲みよく寝る手のかからない新生児でした。
秋に出産し冬を超え温かくなった春
ベビーカーで息子を散歩中ふと息子の足に目がいき
何となく太さが違うのが気になった
医療従事者の私たち夫婦はすぐに検索し近くの病院を見つけて受診する
するとやはり大きな病院へと小児病院への紹介状をいただくことになる。
息子が生後6か月の時「半身肥大症」の診断を受ける
合併症で小児がんの可能性がある事も告げられた
待望の子供を授かりかわいい盛りにこのような病気を告げられ
息子のために出来ることは何か?
息子はこの先どんな人生を過ごすのか
不安で何度も涙を流した💦
自分を責め続けた
妊娠中の私がいけなかったのか?
産後のケアが悪かったのか?
過去に起きた事すべてを悪い方に捉えネガティブモードにはまっていった。
もっと身体の事を考えて働けばよかった
もっと産後ケアをしっかりしておけばよかった
後悔ばかりだった
息子と二人でいる時間は幸せだったが
暇になると不安が押し寄せた
『息子のために前に進もう!』
そう思い看護師として復職した。
近くに身内のいない中での復職は不安もいっぱいだった!
しかし無認可保育園の入園、仕事の面接と淡々と進んでいった。
医療の現場にいることで息子にとって何かいい情報が受け取れるかもしれない
そう思った復職だった
家庭と仕事の両立はそんなに甘くはなかった
復職後の1か月は月に半分くらいは保育園からの呼び出しに
体調不良でのお休み💦
丈夫に産んであげれなかったことや保育園に預けること
仕事で迷惑をかけること
罪悪感でいっぱいとなり
定期的に『自分を責める』ことで正当化しようとしていた
家庭と仕事の両立に悩み夫婦げんかになることも度々あった
子供のために必死だった
半年に一度の小児整形外科、小児外科の受診
早朝に家を出て都心まで一時間以上運転し受診していた。
腹部エコーは飲食禁止での検査となり
起床後から検査終了まで飲食ができない!
1歳の子供には過酷な検査
しかし朝から禁食での検査もぐずることなく毎回息子は穏やかだった
そんな頑張り屋の息子のために
出来ることは全部やってあげたい!
そんな想いで仕事も家事も完璧にこなそうとしていたあの頃
思えば兄弟を作ってあげようと思ったのも息子のためでした。
しかし子供が二人になると子育ては2倍以上💦
ワンオペの日は帰宅後はてんてこ舞い
私の夕食はいつも立ち食い状態
犬のお世話に子育て色んなことが中途半端になることも度々ありました。
誰かに完璧を求められているわけもないのに
自分が一番完璧を求めて必死だったように感じます。
今思えば自分で自分を苦しめていた!